a555 神様だよ
a553 島暮らし
a552 肩たたき
俺は、オカマじゃないんだ!、べたべたするんじゃない!、という、男っ気が異
常に強いのだ。
吉田氏は、島の気質を知らずに、親しくすればする程、こまめに、べたべた、肩
をたたいたりしたようだ。
島人にとって、肩をたたかれようものなら、とんでもない事で、往復ビンタを喰
わされたような、嫌悪感を覚えるのだ。
吉田氏もそれに気付き、なんとか関係を修復したいとの事だが、一度壊れてしま
った、男同士の関係は、そう簡単に修復出来ない。
a551 男っ気
島移住、失敗男の物語。
定年島移住した、吉田氏(仮名)が、深刻な顔で相談に来た。
移住した時、世話をしてくれた人が、いつの間にか疎遠になり、その次に親しく
していた人も、付き合ってくれなくなった。
とうとう3番目に親しくしていた人に、酒を飲んでいる時、怒鳴りつけられたと
いう。
本土では、男同士が親しくなると、肌を触れあったり、肩をたたいたりするのは、
ごく当たり前だ。
しかし島人達は、男が男に触れる事、べたべたしたり、肩をたたいたりする事は、
一番嫌悪感を感じるのだ。
a550 夕日よ・・
a549 胸がつぶれる思い
二人とも、心の内をさらけ出し、明るくなった。
しかし、本当に、胸がつぶれる思いで心配をし、夜も寝ないで、心を痛めている
のは、親御さんだろう。
分からないはず、と思っても感じるのが親だ。
今ごろ自殺でもしているのではないかと、心配で心配で寝られない日だろう。
元気な声を親に聞かせてあげるんだぞ、と言うと、二人とも、にっこりうなずい
た。
ところで、夕べ民宿で遅くまで酒を飲んでいたが、年齢30歳前後と思われる、
好青年が連泊。
a548 小さな島
a547 若い苦労
a546 横浜娘
a545 変身
若い時の辛さや苦しさは、いくらでも取り返す事が出来る。
歳をとると時間と体力に焦りを感じ、本当に肝が痛む。
胆汁を搾り切られる思いがする。
確かに今は辛いかも知れない。
しかし取り戻せるのだから・・
その辛さを肥やしとして、強い女性に変身したほうが良い、と言うと、二人は目
を合わせてうなずいた。



