a375 突破口
a374 中継部門
ひかるは都会の人達に負けない為には、丈夫な体を使い、皆が嫌がる中継部門で、
自分の存在価値を見い出そう、と考え、中継部門を希望したのである。
当時、球場は勿論、殆んどのホールなど、中継回線が敷設されておらず、綱引き
だらけ。
しかし、体力だけでは、単なるバカ力持ちだけに過ぎず、勝負になりません。
わら半紙を買い込み、毎日出かける球場や劇場は勿論、各区民ホール等の中継車
の駐車位置やケーブル長。
引き回しからオケピットや舞台裏の状況。
a373 大綱引き
a372 学問と知恵
a371 多種多様
無い無い尽くしの少年が、体一つで生き抜いて行くには、どうあるべきか、と考
えた時、知恵を使う大事さに気づきました。
一口に知恵と言っても、日常の些細な問題から、仕事や人生に関するまで、多種
多様。
世の中、大発見と言われるものでも、ちょっとしたアイディアや、見方、発想の
転換から出てくる場合が多いかと思います。
成り行きに身を任せて過ごす人や、何事にも知恵を絞りだす人。
a370 世の宝
今の子供達には、もっと広い門戸が開かれているはず。
皆が同じ方向に殺到する必要はなく、自分の求める道を本気で全うすべきでしょ
う。
恵まれ過ぎ、夢が見つけられず、虚無の世界をさまよう若者達を見る時、心痛あ
るのみ。
子供は、親の宝であると同時に、世の宝、無限の可能性を秘めています。
物事を自分で判断し、自分に合った生き方、世界を舞台に活躍出来る、立派な人
間に育って欲しい、と願わざるを得ません。
a369 大きな罪
a368 正しい心のあり方
都会の子供達を見る時、伸び伸びと遊ぶ場所や自然を見つめる場、自分を見つめ
る場が少ないのには、考えさせられます。
子供は、遊びや自然との触合いの中から世間を見、色々な事に興味や疑問を感じ、
人間や自然のルール、正しい心のあり方を学びとって行きます。
親の育て方にも問題があるのではないだろうか。
子供は誰しも、多少の癖やそそうはあります。
その部分を拡大するのではなく、良い点を10倍、20倍にも拡大。
信じ見守ってやるべきです。
子供は親に信じてもらえなければ、誰に信じてもらえるのだろうか。
a367 花の予備校
a366 体験学習
a365 思いやる心
4番目は、小さな貧しい島での生活から生まれた、周りの親戚や村人同士が助け
合い、思いやる心です。
部下を持った時、100人いれば、100人に思いやる心が大事で、自分さえよ
ければ、他人はどうでも良い、という自分本意では、部下は従いて来ません。
上京当時、田舎者という劣等感やプレッシャーはありましたが、その中でもひか
るは、このような環境に育ったのだから、決して都会育ちの人達には負けるはず
がないと、自分に言い聞かせ、前向きに考えていた。
今でも間違いではない、との考えだ。
a364 島育ち
a363 自負する点
ひかるは小さな過疎の島で生まれ育ち、都会育ちの子供達に比べ、恵まれていた
のではないか、と考え、自負する点が、多々あった。
一番目は、先祖代々台風と戦い、作物が薙ぎ倒されようとも、忍耐強く生き抜い
て行く。根性なるものが、生まれながら宿っていたのではないかと思う点。
今の若い人達には、古くさい言葉に聞えるかも知れませんが、長い人生を歩む上
では、コツコツと目標に向かって努力する、という事は、大事な要素では無いだ
ろうか。
a362 我輩はヤギである
a361 部族を維持
本土の人には、なかなか理解出来ない事が、しばしば南の島では起こる。陸続き
でない為、また、その昔はエンジンなるものがなかった為、往来が難しく、方言
や風習等、目と鼻の近い島でも違いがあるのだ。黒島にも数十の部落名が残って
おり、其々の集落が自分達の子孫、部族を維持、守るため、他部落との交流や結
婚などを嫌ったと言う事が実際にあった。島の古老達の方言を聞いていると、
色々な発見、考えさせられるものがある。



