a210 謝るしかありません
a209 怒鳴られる
a207 ガニ股
ハブに噛まれた人を数多く見、ひかるも噛まれる直前の危険な目に何度か遭い、
毒の猛威は、嫌という程知り尽くしていました。
噛み所によっては、命に関わります。
昔からの知恵で、島の道には、真っ白い砂を敷きつめてあり、美観の問題は勿論、
夜道を歩く時、ハブが発見可能なように出来ています。
石垣の合間から、ハブが出てきた瞬間、本能的に、ガニ股で飛び退きます。
いわゆる、究極の「ハブジャンプ」です。
a206 脱皮
a205 好奇心
不思議に思い聞くと、風で感じるとの返事。
魚の臭いがする訳でもなく、どうしてだろう?
再度尋ねると、海から吹いて来る風の温度で、北上する黒潮の水温を体感。
近海を、どの魚種が回遊して行くのか、当てるとの事である。
また、ある虫が発生すると、ある魚種が近海に集まっている、と言う虫との間違
いない関連もあります。
小さな島、周りの海から吹いて来る風、虫などの情報は、生きて行く大事な知恵
でした。
a204 ほろ酔いチドリ泳ぎ
興味は、海へも向けられます。
魚のヒレに切れ目を入れた場合、まともに泳げるか実験。
必死に、尾ビレで舵を取るにも、ほろ酔いチドリ泳ぎ。
残酷な事をしてしまった、と後悔させられました。
ある時、父が空を見上げ、急に、今日は、ハトッシ(方言魚名)が、大量に捕れ
る日だと、漁へ出かけ、間違いなく、言った通りの魚種を捕って来るのを目撃。
陸に居ながら、何んで海中の魚の事が分かるのだろうか?
a203 ペア性器
また、ハブの性器は、メスには二つ、オスには四つあります。
数が合わないので、疑問に思いますが、オスの性器は、ペアになっており、しか
もイボイボ状。
ペアでメスの性器へ挿入し、交尾。
蛇体は絞め縄の如く、もつれ喰い込み、飲まず食わず、執念深くエキスをむさぼ
りあう。
その姿はすさまじく、犬や牛馬の交尾とは比較にならず、ゾクゾクとさせられま
す。
しかし、ハブは害のみにあらず。
初夢にハブを見ると、大金が転がり込む、金運の女神、とも言われています。
a202 岩穴と台風
小鳥達は、危険が迫った時、岩穴で台風が過ぎ去るのを、じっと待っているので
す。
彼らは、どうしたら尊い命を守れるか、心得ていたのです。
我々も、小鳥の生き方に見習うべきではないだろうか。
時代のうねりや大きな組織力で、一人で立ち向かっては、どうしようもない事が、
しばしば身に振り掛かります。
何も一人で立ち向かい、尊い命を落とす必要はなく、厳しい嵐が自分に振り掛か
った時、岩穴でじっと時を待ち、思案する事も必要。
嵐が通り過ぎた時、思いっ切り行動に出ましょう。
a201 臆病な生き物
一度、人間が巣を見つけ、近づいた気配が感じられると、警戒し、二度と巣には
戻りません。
多分、人間の匂いを感じるのでしょう。
我が子より、我が命を大事にする、臆病な生き物。
普段は、楽しく飛び回っているスズメやひばり達、台風の時どうするのだろうか。
台風を避け、遠くへ逃げるはずは無い。台風を避け、数十キロ先の島へ逃げ、翌
日その島へ舞い戻って来る事は、とうてい考えられません。
それが証拠に、台風が過ぎ去った翌日には、元気よく飛び回っているのです。
その疑問は解けました。
a200 間抜け
a199 似た者同士
また、大空を飛び交う、ひばりを観察すると、巣へ入る時、直接巣には入りませ
ん。
わざと別な場所へ降り、茅の根を這って近づき、巣に入ります。
直接巣に入ると、カラスに巣の場所を狙われ、卵や雛を食べられる為、知恵を使
っているのです。
しかし、巣から出る時は、直接飛び立ちます。
頭隠して、尻隠さず、の格言通り。
やる方もやる方、気付かない方も気付かない方。
どちらも、似たもの同士。
a198 野良猫
a197 三十本の矢
色々な問題があったとしても急ぐべきか、直接自分が実行すべきか、部下に振り
分け、実行させて大丈夫かどうか、即座に判断し、指示して行けば問題にはなり
ません。
大事な事は、三十本の矢を描き、時差処理をして行く。
このような事は、決してコンピューターには出来ず、そこが知恵を使う人間の、
偉大な要素ではないだろうか。
a196 同時進行
だいたいが十五から、二十班に分かれ、国内外取材、翌日以降の予定や下見、打
ち合わせや段取り等、同時進行。
他にも兼務が多く、電話は鳴りっぱなし、客は順番を待っている状況。
目の回る忙しさでした。
これ程多くの問題をどう整理し、同時処理しているのか、コツを教えて欲しいと
言われましたが、問題処理に、前記した通り、知恵を使っていた事が分からなか
ったようです。



