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SS 1024 拗ね顔 [携帯放送1919チャンネル]

杯を交わす時、父は決して、目を合わせまい、としていました。 拗ねているように、視線を外し、何かを必死で耐えている様子。 多分、視線が合えば、上京は取りやめなさい、と、口から出るのを耐えていたのでしょう。 両親にとって、一番辛い時だったのかもしれません。 少年は、心から寂しがる両親の横顔を見せつけられ、白髪の様子や、禿げ具合、シワの数までしっかりと瞼に焼き付け、刻々と迫る別れが辛く、この世で一番長い夜を過ごしました。
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